時計用語集

時計に関する言葉をまとめました。

文字盤

アップライトインデックス

文字盤から浮き出て見えるインデックスのこと。背部の足を文字盤の小穴に差し込んで固定する植字型と、文字盤自体をプレスして凸面を設けたプレス型があります。

エナメル/琺瑯(ほうろう)仕上げ

速乾性があるため、文字盤や金属面の宝飾に使われることが多い装飾技法です。着色被膜で焼き付け加工をすると美しい光沢が醸し出されます。

トリチウム

夜光塗料として1960年代から1990年代まで使われていましたが、放射性物質のため現在では使用されなくなりました。放射性物質といっても、約12年という比較的短い半減期からも、時計に使用される程度のトリチウムの量では人体に害を及ぼすほどの影響力はないとされています。

ガラス

サファイアガラス

風防の素材の中でも最高級とされる素材です。正しくはガラスではなく、人工サファイヤの結晶をスライス・研磨したもので傷つきにくく、経年変化がほとんどないものの、加工の難しさ(ことドーム状の成型には高い技術を要します)もあって高価なものです。現在ではほとんどの高級腕時計の風防には、この素材が採用されています。

機能

フライバッククロノグラフ

クロノグラフ時計の特殊機能の一種で、クロノグラフ計測中にリセットボタンを押すと一瞬にして秒針がゼロの位置まで戻り、次の時間計測を開始する機能のことです。

スプリットセコンドクロノグラフ

ラップタイムの計測などに使う複雑なクロノグラフの機能です。
計測用の秒針が二つ付いており、スタートボタンで二本同時に計測を開始します。もう一度スタートボタン(あるいは別のボタン)を押すと一つの秒針だけが止まり、計測時間を記録します。その間ももう片方の秒針は動き続け計測が継続されている状態です。その状態でもう一度スタートボタン(あるいは別のボタン)を押すと止まっていた秒針が動き続けている秒針に一瞬にして追いつき計測をさらに続けることが可能です。

ワールドタイム

文字盤内やベゼルを使用し、任意の国名に合わせることにより二カ国の時刻表示が可能になる機能のことです。

レトログラード

レトログラードとは、フランス語で逆行を意味します。針は通常一周しますが、レトログラード機構を搭載した時計では扇状に動き、一杯の所まで動くとはじめの位置に戻り、運動を再開します。

永久カレンダー/パーペチュアルカレンダー

大小の月の日数に対応して前月末の翌日に1日を自動表示でき、閏年調整のため4年に1回転する回転板が付加されたカレンダー機構のことです。通常永久カレンダーは西暦2100年まで無調整で対応することが可能。

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